FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ゼロエネ住宅は本当のエコ住宅といえるのか?②

 みなさんこんにちは、木村です(^^)/

前回に続き、ゼロエネについて記載したいと思います。

今回は、「省エネルギーな家の大前提とは!」


 お客様からよく、「太陽光設備をつけるか」、「断熱材のグレードを上げるか」どちらが良いのか?とよく聞かれます。

 考え方はわかるのですが、そもそも比較している対象の性質が違います。
太陽光は発電させるための「設備」、断熱材は躯体性能を上げるための「建物」に付随するものです。

 「設備」とは、太陽光パネル
、蓄電池、省エネ家電、LED照明、床暖房、給湯器など。

 「建物」とは、柱、梁、壁、窓、ドア、屋根、床、基礎など。
 断熱材は壁や屋根を構成する重要な建材であり、家の快適性を向上させるなくてはならないものです。

 「設備」と「建物」の耐用年数は違います。

 設備の耐用年数はモノにもよりますが、10年20年の世界です。
設備は壊れたら取り換えもできますし、常に進化しています。
普及すればするほど進化した最新設備を安く手に入れることができます。

例えば、太陽光設備はこの5年程度で3割以上価格が下がりました。

 一方、「建物」はしっかり作れば、60年以上もちます。
一度作れば簡単に取り換えができません。

 後から、その建物に手を加えようとするとかなりの金額がかかります。

例えば、建築時に断熱材のグレードを上げるのは、数十万円のコストアップですが、
数年後に家ごと断熱リフォームをしようと思ったら数百万かかります。

 どんなに、太陽光でエネルギーを創っても、建物の断熱性能(気密も大事)が悪くて、エネルギーが漏れてばっかり(熱損失が多い)いるのであれば、省エネ住宅とは言えません。

 しかも、日本の建物の断熱性能は、先進各国と比較して決して良いとは言えないのです。

お客様には、「後か変えれないところからしっかりお金をかけましょう。予算に余裕があったら、設備を充実させましょう」と言っています。

 まずは、住宅そのものの省エネ化(高性能な断熱材と気密化)がしっかり出来ているのか、からです!

 断熱材の性能を高くしたり、窓には高性能断熱サッシ、ドアは断熱ドア、屋根や基礎の断熱もしっかりやる。

こうすると、建物の断熱性能が高まり、少ないエネルギーでも家全体を快適に暮らすことができます。

 さらに、軒を出して夏の日射を遮ったり、窓位置を工夫して通風を考えたりといった、設備機器に頼らない「パッシブ設計」といった、手法もあります。

 まず、大前提はこっちの「建物の高性能化」だと思います。

設備だけに頼る家づくりにならないようにしてもらいたいなと思う次第です。

 今回は以上です。

今後も、お伝えしたいことを不定期に記載していきます!

 では、みなさん風邪ひかれないようにご自愛ください!

スポンサーサイト

ゼロエネ住宅は本当のエコ住宅といえるのか?

 あけましておめでとうございます。本年もより良い住宅をご提供できるように精進していきます。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

ホームページリニューアル後、初ブログです!
 
 さて、みなさんは年末年始はゆっくり過ごされましたでしょうか。
この業界は年末年始ぐらいしか、ゆっくり過ごす時間がなく、日頃はなかなかゆっくりすることがありませんが、年始からはゆっくり過ごすことができました。といっても、1月4日から仕事は開始しましたが(>_<)

 では、本題にはいります。「ゼロエネルギー住宅」みなさんも最近よく聞かれることだと思いますが、私も最近FMラジオでゼロエネ住宅について話をさせていただきました。
 
 文字通り、生活で「消費する」エネルギーよりも「創る」エネルギーのほうが多い、もしくは等しい住宅のことです。
環境のことを考えても、光熱費のことを考えても、できるだけ住宅は省エネルギーで燃費の良い住宅がいいですよね。
 
 住宅に燃費があるの?と思われますが、住宅にも燃費はあります。車のようにリッター:5㌔しか走らない車か、リッター:20㌔走る車か、住宅にも同様の考え方が必要です。
 
 国も日本の住宅について本腰をいれています。
2020年にはすべての新築建築物は国が定める省エネ基準を満たしたものでなければ建てられない、という「省エネ住宅の義務化」の方針が決定しています。

また、↓
下記、記事は総合資源エネルギー調査会の考え方が記載されている記事ですが、
「2020年までに新築戸建住宅の過半をゼロエネ住宅にすることを目指す」と記載されています。
 
 結論から申しますと、
「2020年までに改正省エネ法をクリアする家づくりを行うこと、
予算が許されるなら、ゼロエネ住宅を目指すこと」となります!
 ※目指すべき「ゼロエネ住宅」には懸念されることがあります。
後記に詳細を記載しております。


長期優良住宅基準と改正省エネ法をクリアすることが
最低基準となります。

[新建ハウジングH27.12.20]

20151221175118_00001.jpg


「ゼロエネ住宅にはまだ懸念される事項ある」
 
 ゼロエネ住宅の定義は、
 
 1.消費エネルギーよりも創りだされたエネルギーが多いか等しいか。
 
 2.建物に断熱性能があること(国が定めた基準に適合)
 
 3.自然エネルギーを取り込む設計手法がとられていること(換気、日射制御等)
 
 4.省エネデータの計測装置が付いていること。(HEMS)
 
 5.太陽光発電など、創エネ設備があること。

  要するに、1.の「消費エネルギー≦創エネルギー」を実現するために、2つの方法があるということです。

  一つは「省エネ」
 
  2.建物の構造そのものの断熱性能を上げる(注※気密性能も大事)
  
  3.設計段階で自然エネルギーを取り込む建物にすること。

  もう一つが「創エネ」
  5.太陽光をつけてエネルギーを創ること。

  4.エネルギーが見える化すること(HEMS等)

 ゼロエネ住宅の方向性で危惧されることがあります

  それは、何か?

 「省エネ、創エネともに設備機器に依存しすぎているという傾向です」

 日本の家づくりは、断熱性能や気密性能といった、家本来の躯体性能を上げることをないがしろにしてきた歴史があります。その傾向は現在でも継続しています。
 
 設備機器での省エネ・創エネは本当のエコ住宅といえるのでしょうか?

 非常に疑問を感じます!設備機器に多額の費用をかけるのであれば、家本来の躯体性能に費用をかけ、少しのメンテナンスで60年以上継続して住むことができる家づくりのほうが、長い目で見たらコストはかからないと思います。

 耐久性の高い家というものは、本来はそのような意味ではないのでしょうか。

 躯体性能をながしろにした家にいくら良い設備機器を設置しても、家本来の耐久性が低く、30年で建て替えなければ
ならないような家であれば、経済的ではなく、かつ環境負荷も大きいので、本末転倒ですよね!

 「今からの家づくりをゼロエネルギー住宅にしていくぞ!」と言っている国の方針は賛同できますが、視点がずれているように思えます。

 次回は、「省エネ」の設備と躯体性能の違いをお伝えします。

 寒くなりましたので、皆さん風邪ひかないようにご自愛ください<(_ _)>

 
 

 
  

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。